神戸市立医療センター西市民病院(同市長田区)は3日、検査でがんの疑いがある影を見落とし、市内の70代女性が死亡する医療事故があったと発表した。発覚時は既に治療が困難な状態で、同病院は女性や家族に経緯を説明し謝罪。女性は昨年12月に死亡した。
同病院によると、女性は階段から転落し2024年5月に整形外科を受診。コンピューター断層撮影(CT)検査で頸椎骨折と診断された。画像には肺がんを疑う影が写っていたが、放射線科医は気付かず、整形外科医も確認しなかった。
女性は25年10月、呼吸困難の症状で同病院を受診し、肺がんと判明。骨に転移しており、手術による根治的治療が難しい「ステージ4」の状態だった。
同病院は会見で「すぐに治療に臨めば延命できた」と謝罪。人工知能(AI)によるCT画像の読影支援システムを活用するなど、再発防止に取り組むとしている。(篠原拓真)
























