兵庫県たつの市新宮町段之上の民家で住人の母娘2人が遺体で見つかった事件で、屋内に現金入りの財布が残されていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。玄関先の屋外から少量の血痕が見つかっていたことも新たに判明。兵庫県警は2人が死亡した経緯を慎重に調べている。
民家は2階建て。捜査関係者によると、この家に住む女性(74)が玄関付近、娘(52)が1階廊下で、いずれもあおむけで倒れていた。玄関ドアに鍵はかかっておらず、窓ガラスも割れていなかった。
2人の上半身には複数の刺し傷があり、屋内や周辺から凶器が発見されていないことなどから、事件に巻き込まれた可能性があるとみている。
県警は20日午前、民家や周辺の現場検証を始めた。21日にも遺体を司法解剖し、死因や死亡時期の特定を進める。玄関先にあった血痕を鑑定し、事件との関連を調べる。
たつの署によると、19日午前9時半ごろ、知人が「数日前から連絡が取れない」と交番に相談し、安否確認に訪れた署員が2人の遺体を発見した。
現場はJR姫新線の播磨新宮駅から約1キロ南の住宅街。事件を受け、周辺の学校は対応に追われた。
市教育委員会は新宮町内にある小中学校の全6校に集団で登下校するよう指示し、中学校では朝の部活動を制限した。現場に近い県立龍野北高校も、複数人で登下校するか、保護者が送迎するよう呼びかけた。























