豊漁を願ってハモを放つ参加者ら=20日午前、南あわじ市沼島
豊漁を願ってハモを放つ参加者ら=20日午前、南あわじ市沼島

 淡路島の夏の味覚・ハモのシーズン到来を告げる「鱧供養祭」が20日、兵庫県南あわじ市の沼島であった。観光業や自治体の関係者らが船上からハモを海に放ち、豊漁と商売繁盛を祈った。

 沼島沖のハモは太い胴に比べて顔が小さく、「べっぴん鱧」と称される。ビタミンAやコンドロイチンが含まれ、夏バテ防止や美容に良いとされる。

 供養祭は淡路島観光協会の主催で、33回目。土生港(同市灘土生)近くで法要後、参列者は船で沼島沿岸の上立神岩付近へ移動し、体長約1メートル、重さ約1・2キロの8匹を海へ勢いよく放り投げた。

 ふっくらした身のハモは淡路島特産のタマネギと鍋で炊く「ハモすき」などが人気。同協会南あわじ地区会長の木下紘二さん(54)は「地域の大切な食材を国内外の人に楽しんでもらえるよう、PRを拡大していきたい」と話した。(劉 楓音)