規則正しい機械音が響き渡る。ここは駅前広場の下に広がる、知られざる地下空間だ。放射状に伸びた金属製のパレットに、しっかりと固定された自転車たちが、素早く、上へ下へと動いていく。まるでSF映画の世界のように。
JR神戸駅前(神戸市中央区)の再整備の一環で造られた、市内では初の地下タワー式駐輪場。1基あたり深さ約16メートル、直径約9メートルの円筒の中に、ロードバイクからチャイルドシート装着車まで、200台あまりが収容できる。
出入庫は広場に設置されたブースで。専用カードをかざせば、見えないところで機械が愛車を運搬。出庫は最短10秒で完了するという速さと正確さだ。
地下タワーは現在3基で、さらに2基追加される予定。駅前再整備の完了は2030年以降といい、一帯のにぎわいの創出に期待が膨らむ。(風斗雅博)
























