文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」が24日、京都市で開かれた。奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録される見通しとなり、委員からは高松塚古墳の壁画を保存・公開する新施設に関し「多言語化も含め見せ方をさらに意識して」「来訪者視点でものづくりをしてほしい」といった意見が出た。
施設は2029年度の開館を目指し、計画が進んでいる。また、同庁は年4回実施するキトラ古墳の壁画一般公開の状況を報告。「天文図」を公開した今春の第39回は、登録勧告を受けて来場者数が増加し、新型コロナウイルス禍の休止から再開した20年夏以降で最多の7830人だったと説明した。
飛鳥・藤原の宮都は、高松塚古墳とキトラ古墳、宮殿跡など飛鳥時代の計19の遺跡で構成。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が今年6月、世界文化遺産への登録を勧告した。その上で「追加的勧告」として、修復のため取り出された高松塚、キトラ両古墳の極彩色壁画を、将来的に古墳内に戻すための研究を続けるよう求めている。
























