電子部品の組み立て作業を行う利用者ら=姫路市内の作業所
電子部品の組み立て作業を行う利用者ら=姫路市内の作業所

 障害のある人らに働く場を提供する「就労継続支援B型事業所」で、利用者に支払われる作業報酬「工賃」の平均額が、兵庫県内は都道府県別で44位にとどまることが分かった。事業所数が多いため、受注の奪い合いが起きていることが背景にあるとみられる。県内ではこの状況を改善しようと、自治体や事業所が販売機会の拡大に努めたり、商品力を向上させて単価を上げたりする取り組みが始まっている。(船田翔太)

■姫路市は市役所内に常設の販売コーナー

 公園の清掃に、河川敷の草刈り補助、電動ドライバーを使った電子機器の基板の組み立て…。県内のあるB型事業所は、幅広い業務を請け負っている。

 勤務は週休2日、休憩1時間半を挟み午前10時から午後3時まで。しかし、工賃は月平均約2万3千円にとどまる。箸袋に箸を入れる作業は1セット当たり19銭と1円にも満たないという。