プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)に昇格した「西宮ストークス」が30日、西宮市立中央体育館(兵庫県西宮市河原町)で「千葉ジェッツ」との開幕戦に臨んだ。会場には約2700人が詰めかけ、2階席には立ち見客も出るほど。あと1歩で敗れたが、応援席の熱気が最後までコートを包んだ。
西宮ストークスは昨年、発足したばかりのBリーグ2部(B2)で初代王者に輝き、B1に昇格。来年5月まで続くシーズン中17チームと60試合を戦い、上位8チームで争うチャンピオンシップを目指す。
開幕戦だけに、会場の体育館前には開場前から多くのファンが列を作った。入場口では開幕戦限定オリジナルTシャツの無料配布やタオルなどのグッズ販売もあり、意気込むファンらを喜ばせていた。
試合に先立ち、Bリーグの大河正明チェアマンがあいさつ。両チームの選手ら5人が鏡開きを行い、試合開始のカウントダウンが始まると、会場の熱気は最高潮に。高々とボールが投げ上げられ、激しく動き回る選手に、観客らは緑のスティックバルーンをたたきながら「ゴーゴーストークス」と大歓声を送っていた。
将来、西宮ストークスの選手になりたいという神原小2年の男子児童(8)=西宮市=は、試合前に髪の毛をチームカラーの緑色に染めて観戦。「坂井レオ選手のシュートが1番好き。ホームゲームは毎回見に来るので絶対優勝してほしい」と話していた。(竜門和諒)