ノイジーの先制本塁打で喜び爆発させる引田孝子さん(右)と常連客ら=5日夜、尼崎市西難波町6
ノイジーの先制本塁打で喜び爆発させる引田孝子さん(右)と常連客ら=5日夜、尼崎市西難波町6

 阪神タイガースの38年ぶりの日本一に、ド派手なトラ柄の衣装で知られる引田孝子さん(79)=兵庫県尼崎市=が営む居酒屋「尼のトラのおばちゃんの店」(尼崎市西難波町6)も熱狂の渦に包まれた。

 阪神が得点を重ねるたび、常連客らと「安心タイガースや」「地球がひっくり返る」と喜びを爆発させた。優勝が決まると「日本一 おめでとう」と書かれたくす玉が割られ、六甲おろしを熱唱し喜びを分かち合った。

 引田さんは阪神ファンだった夫が1999年に事故死したのをきっかけに応援を開始。天国からでも見えるようにと、全身を阪神カラーで包んだ。夢にまで見た優勝に引田さんは「待ちに待った日本一。きっと天国で喜んでるはず。きょうからやっと安心して寝られます」とタオルで顔を押さえた。(池田大介)

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 プロ野球のペナントレースを制した阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードに向け、兵庫県や大阪府、関西経済連合会などでつくる実行委員会は、開催事業費を募るクラウドファンディング(CF)を行っています。11月30日午後11時まで、専門サイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付けます。