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寄せ書きで埋まった国旗を手にする(左から)佐藤雅美学長、坂本花織選手、学生代表中谷綾乃さん、西本誠實理事長=神戸市中央区港島1、神戸学院大(同大提供)
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寄せ書きで埋まった国旗を手にする(左から)佐藤雅美学長、坂本花織選手、学生代表中谷綾乃さん、西本誠實理事長=神戸市中央区港島1、神戸学院大(同大提供)

 北京冬季五輪のフィギュアスケート団体で、初の表彰台を目指す日本。7日の女子フリーには、神戸学院大3年の坂本花織選手(21)=シスメックス=が登場する。多忙な中でも競技と学業を両立してきた努力を知る大学の関係者たちは、「いつもの笑顔で楽しんで」と熱いエールを送る。

 神戸市灘区出身の坂本選手は、2019年に神戸野田高から神戸学院大に進学した。同大はキャンパスが練習拠点から近く、両親の母校でもある。将来はスケートの指導者を目指しており、経営学部で組織論やリーダーシップなどを学んできた。

 「どんなに忙しくても期限を守り、しっかりしたリポートを提出してくる。負けず嫌いで『有言実行』は競技と同じ」と、指導教授の田中康介副学長は感心する。五輪シーズンの今季は休学の選択肢も示したが、本人は4年での卒業にこだわったという。

 同大からのオリンピック選手は初という。学生支援センターは応援メッセージを呼び掛け、教職員有志や学生たちが参加。日本国旗に「北京でも花織スマイルを」「力強い演技が大好き」「加油(頑張れ)」などと書き込み、出発前の坂本選手に託した。

 受け取った坂本選手は「団体でも個人でも精いっぱい演技して、メダルが獲得できるように頑張ります」と決意を語ったという。「有言実行してくれるはず」と田中副学長。寄せ書きで埋まった国旗を掲げる姿を、みんなが願っている。(山本哲志)

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