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樋口新葉(左)からの祝福に感激する坂本花織=17日、北京(撮影・堀内 翔)
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樋口新葉(左)からの祝福に感激する坂本花織=17日、北京(撮影・堀内 翔)

 北京冬季五輪フィギュアスケート女子で、神戸市灘区出身の坂本花織選手(21)が銅メダルに輝いた。「ふるさとの誇りだ」「努力の軌跡を聞きたい」-。一夜明けた18日、母校や所属先は兵庫生まれのスケーターの快挙をたたえた。

 坂本選手が通う神戸学院大学。フリーで着たロイヤルブルーの衣装を同窓会が寄贈するなど夢舞台を支えてきた。北京出発を前に学生や教職員らが寄せ書きした日の丸を贈った際、「団体でも個人でも精いっぱい演技し、メダルが獲得できるよう頑張る」と決意を述べたといい、同大は「有言実行を果たした。誇らしい」と称賛。キャンパスのデジタルサイネージ(電子看板)に祝福のメッセージを載せるほか、学生向け情報紙の特集号外を企画する。

 母校の神戸野田高校(神戸市長田区)は応援の懸垂幕を校舎に掲げてきたが、メダル獲得を祝うバージョンに切り替える予定。同校は「高く掲げた目標を達成する姿は、現役生にも大きな刺激になった」と意義を強調。本人を招く機会を設けたいといい、「自分に負けず、努力を積み重ねることの大切さを、後輩に伝えてほしい」と期待する。

 同校の地元・大正筋商店街は前回の平昌大会から応援。同商店街振興組合副理事長の伊東正和さん(73)は「4年前、横断幕を掲げたらお礼に来てくれた。笑顔が印象的」と振り返り、「昨晩はテレビ観戦。知らないうちにわーっと力が入った。素晴らしい結果。元気をもらった」と喜んだ。

 坂本選手と所属契約を結ぶ医療検査機器メーカー「シスメックス」(同市中央区)では、社員が競技をテレビ観戦しながらリモートで語り合ったという。トレーニングをサポートしてきた同社は「とても喜ばしい」とし、報告会も検討している。(佐藤健介)

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