ラグビー・リーグワン１部の神戸は１７日、阪神・淡路大震災をテーマにした特別動画をチームの公式ユーチューブに投稿した。

　発生時刻の午前５時４６分に公開された内容は、崩れた岸壁に建物の中央がごっそり崩壊した百貨店、がれきの上に置かれた花束…。被災地を収めた写真が連続して映され、テロップが流れる。

　「『あたりまえ』ってなんだろう。とても“はかない”ものだと思う。」。日常が消えたあの日に思いをはせ、今を生きる大切さを訴える。

　映像では、震災から立ち上がった神戸の街を選手たちが歩く。人と防災未来センター（神戸市中央区）などを訪ねて当時を学び、視聴する人たちに呼びかける。

　「語り継いでいこう。僕らの『神戸』で起きたことを。」「１．１７を忘れないことは大切な人を想うこと。」

　チームは震災の記憶をつなぐため、２０１９年度から毎年、メッセージ動画を公開している。

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