三菱重工Westの攻撃の鍵を握る湯口。上位打線での起用が濃厚だ=明石市、三菱重工West二見グラウンド
三菱重工Westの攻撃の鍵を握る湯口。上位打線での起用が濃厚だ=明石市、三菱重工West二見グラウンド

 社会人野球の日本選手権は8日、大阪市の京セラドーム大阪で開幕する。兵庫から三菱重工Westが出場し、12日の1回戦で西部ガス(福岡)と対戦。8強だった昨年以上の躍進を期し、津野監督は「投手力を中心に最少失点に抑え、少ないチャンスを生かす」と、競り勝つ展開を描く。

 2年目の竹田と関大から今春入った鷲尾の右2枚が先発陣の柱。後ろにはプロ野球の阪神、オリックスでもプレーした金田や関学大出身の1年目西、川上、鮫島らが控える。打線は湯口、根来(滝川第二高出身)、中山主将らに期待だ。

■攻撃のキーマン 湯口「好機で一本を」

 三菱重工Westの打線でポイントとなりそうなのが湯口だ。上位起用が濃厚で、チームトップを誇る盗塁でも攻撃を活性化。「チャンスメークと、チャンスでの一本」と役割を自覚する25歳が大舞台でも大暴れする。