■神戸弘陵4-0仙台育英
シュート11本を放ち4得点。今大会最多37度出場の名門を圧倒したその数字に、初戦で敗れた全国総体からの成長が表れている。大勝で第一関門を突破した神戸弘陵の谷監督は「持ち味が出せた」と会心の試合運びを振り返った。
序盤は仙台育英が得意とするハイプレスに手をこまねいたが、MF佐波は「セカンドボールが鍵。それを回収できたら流れが変わってきた」。前半18分、ダイレクトの短いパスを駆使して相手を惑わし、一気にゴール前へ。佐波のシュートがブロックされた後のこぼれ球をMF木津が右足で流し込み、指揮官が「うちらしく崩しきれた」とうなずく先制ゴール。兵庫県予選で5試合6得点のFW馬場も追加点を挙げて続いた。