21場所ぶりに関取復帰を果たした北磻磨=13日、エディオンアリーナ大阪(撮影・坂部計介)
21場所ぶりに関取復帰を果たした北磻磨=13日、エディオンアリーナ大阪(撮影・坂部計介)

 「やっぱりいいですよね」。3年半ぶりとなる関取の舞台を堪能しているようだ。東十両14枚目の北磻磨(たつの市出身)。過去最多タイ9度目の十両昇進を果たした37歳の苦労人は「年は気にしていない。毎日新十両のような気持ちでやれている」と気力十分でご当地場所を沸かしている。

 元横綱稀勢の里(現二所ノ関親方、芦屋市生まれ)や妙義龍(高砂市出身)ら昭和61年度生まれの「花のロクイチ組」の一人。昨年9月の秋場所で15年ぶりに三段目に陥落したが、すぐに史上最高齢の三段目優勝を果たすと、勢いそのまま幕下で勝ち越しを続け、戦後2番目の高齢で十両へと返り咲いた。