明治安田J1リーグ第25節の7日、ヴィッセル神戸は敵地のUvanceとどろきスタジアムbyFujitsu(川崎市)で、川崎フロンターレと対戦し、2人が退場して0-3で完敗した。通算12勝6分け7敗で勝ち点42のままとなった。
神戸が自滅した。後半序盤までに2人が退場する異常事態。優勝戦線から遠のく痛い黒星を喫した。
前半終了間際、今季先発2試合目の飯野が、敵陣ペナルティーエリアで転んだ行為がシミュレーションと判定され、2度目の警告で退場。後半は数的不利で受け身に回り、12分に右CKから家長に先制点を許すと、同18分にはトゥーレルが副審にボールを蹴ったとして一発退場を食らった。
こうなるとなすすべ無し。2人少なく空いたスペースを自在に突かれて相手の猛攻を受け続け、26分と40分、川崎の山田に相次いでゴールを割られた。前線で頼みの武藤、大迫も下げざるを得なくなり、反撃の糸口をつかめなかった。
2戦連続の痛い引き分けに終わった前節から、中17日で迎えた大事な一戦。吉田監督は「8月を乗り切ることで、終盤にチャンスが来る」と話していたが、いきなりつまずいた。主軸の山口、酒井、宮代らを欠く布陣で焦りが出たのか。次戦以降にも響く大荒れの試合となった。(井川朋宏)
























