神戸-浦和 前半、シュートを放つ神戸の武藤(撮影・中西幸大)
神戸-浦和 前半、シュートを放つ神戸の武藤(撮影・中西幸大)

 明治安田J1リーグ第32節最終日の28日、ヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で浦和レッズと対戦し、武藤がゴールを挙げて1-0で勝利した。今季初の5連勝を飾り、18勝7分け7敗で勝ち点61とした。首位サンフレッチェ広島が2-0でFC町田ゼルビアを破り、神戸は町田を上回って2位に浮上した。

 開始から攻め立てた神戸が、またも序盤に先手を取った。前半16分、初瀬の右CKに、近いサイドで武藤が頭をぴたりと合わせ、2戦連続ゴールを挙げた。

 前節の新潟戦で2年連続2桁得点を達成。今季で契約が切れる背番号11は「止まるわけにはいかない。もっと得点を量産して自分の価値を高め続け、チームを持ち上げたい」と言い、昨年の得点数を一つ上回った。

 なおも畳みかけるが、前半32分に相手のハンドで獲得したPKは、宮代のキックが相手の守護神西川にセーブされた。前半追加タイムには、ペナルティーエリア付近正面の相手FKで、神戸のGK前川がクロスバー近くへのシュートを右手でかきだし、ピンチを防ぐ。後半も攻撃陣が自陣に戻って守備に体を張り、終盤の相手の猛攻も前川を中心にしのいだ。

 中2日の3連戦3戦目。25日にあった天皇杯準々決勝の鹿島戦は、リーグ戦前節から先発全員を入れ替えて大勝した。戦力の底上げを示し、体を休めた多くの主力がこの日、躍動した。酒井が「総力戦でチーム力を発揮できれば、逆に連戦がいいものになる」と語る通りの相乗効果が表れた。

 今季初の5連勝で、首位広島と勝ち点1差で残り6戦。吉田監督が「目の前の試合に全力で臨むだけ」と繰り返す通り、連覇へ勝ち続けるしかない。(井川朋宏)