プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で阪神に2位指名された報徳高の今朝丸裕喜投手が31日、西宮市の同校で球団関係者から指名あいさつを受けた。選抜大会2度の準優勝など屈指の実績を残した18歳は「目標の才木選手を超える選手になりたい」と抱負。同じ神戸市出身で、今季13勝を挙げた右腕を上回る活躍を思い描いた。
担当の熊野輝光スカウトは今朝丸の成長を「最初はこわごわしていたのが堂々とし、スピード、コントロールも良くなった」と指摘。8年前のドラフトで3位指名した須磨翔風高時代の才木に触れ、「才木は剛球でくるけど、今朝丸君は肘を柔らかく使い、(打者の)手元でボールが伸びる。変化球も低めに投げられる」と評した。