女子・須磨学園の1区池野絵莉(右)からたすきを受け取る2区金子聖奈=丹波篠山市内(撮影・笠原次郎)
女子・須磨学園の1区池野絵莉(右)からたすきを受け取る2区金子聖奈=丹波篠山市内(撮影・笠原次郎)

 たすきが2区の走者に渡った時から、後続ははるか後方を走っていた。女子の須磨学園が独走で2連覇。流れをつくったのは1区の2年生エース池野だった。

 スタートから飛び出すと独り旅に。「粘りきれなかった」と反省したが、強い向かい風の中、1区では4大会ぶりとなる19分台(51秒)で走破した。「去年は弱さが出た」と、同じ1区を走りながら残り1キロ付近で2位に転落した悔しさも、70秒もの大型貯金をつくる要因になった。