男子・山陽の4区末次由和(右)からたすきを受け取る5区愛下倖生(撮影・大田将之)
男子・山陽の4区末次由和(右)からたすきを受け取る5区愛下倖生(撮影・大田将之)

 力強く拳を上げゴールテープを切ったのもつかの間、初優勝した男子・山陽の6区ユはそばで待つ仲間の姿を見ると、目頭を押さえた。「不安だった」。区間賞で猛追してきた2位稲美北との差は2秒。思いがこみ上げ、しばらくその場から立てなかった。