INAC神戸の攻守の要として活躍したDF守屋都弥=2024年5月18日、ノエビアスタジアム神戸(撮影・長嶺麻子)
INAC神戸の攻守の要として活躍したDF守屋都弥=2024年5月18日、ノエビアスタジアム神戸(撮影・長嶺麻子)

 サッカー女子WEリーグのINAC神戸は1日、日本代表DF守屋都弥が米女子プロリーグNWSLのエンゼルシティーに完全移籍すると発表した。決断について28歳は「海外に挑戦したいという思いは常にあり、今そのチャンスをいただけた」などとコメントした。

 奈良県出身。2015年にJFAアカデミー福島から入団し、10年間、INAC神戸一筋でプレーした。WEリーグ初代女王や3度の皇后杯全日本女子選手権のタイトル獲得を経験。代表では昨年のパリ五輪や23年ワールドカップ(W杯)に出場した。

 チームにとっては打撃だ。3月1日に再開するWEリーグで前半戦を終えて2位。守屋は右ウイングバックなどとして攻守の要を担っていただけに、逆転優勝に向けて戦術などの再構築を迫られる。(有島弘記)