相次ぐ逆転勝ちでテニス女子シングルスを初制覇した神戸野田の石田は、「悔しい思いをした同期や後輩も応援してくれている。絶対に優勝したかった」と仲間たちと歓喜に浸った。
決勝の相手の窪田(大阪・大商学園)とは、過去1勝3敗。今春の選抜大会では団体戦でぶつかり、マッチポイントからひっくり返された。チャンスボールを仕留めきれなかった苦い経験を胸に、練習から「流さず打つようになった」と妥協を許さない姿勢を培った。
これ以上ない舞台で巡ってきた雪辱の機会。「苦手なバックハンドを狙われた」と1セット目を落としたが、持ち前のフォアハンドの強打でペースを握る。猛暑の中でも高いロブで息を整える時間を稼ぐなど冷静だった。10点先取制のマッチタイブレークを10-5で勝ちきると、「また逆転されないか最後まで不安だった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
西宮市立苦楽園中から強化を本格化させたばかりの新鋭校に進み、自由な雰囲気の中で高め合ってきた。今年の県総体女子団体では、春の全国選抜大会優勝の相生学院をあと一歩まで追い詰めた。今大会は同級生の五島とのダブルスでも頂点を目指したが、前日の準決勝で敗退。親友の思いも背負って奮起し、神戸野田勢として悲願の日本一をつかんだ。(伊田雄馬)
























