高校野球で須磨翔風を17年間率いた中尾修監督(60)が、1日付で神港橘に転任する。阪神の才木浩人投手や中日の福敬登投手、楽天の安田悠馬捕手をプロ野球界に送った育成力に定評があり、新天地でも生徒と白球を追う。
中尾監督は神戸工(現・神戸科技)、日体大卒。34歳で神戸西に着任し、野球部長となった。市須磨との統合によって須磨翔風が新設された2009年に監督に就任した。
春秋の兵庫県大会で準優勝した経験を持ち、近畿大会では秋8強、春4強の実績がある。準優勝した19年の春季県大会が印象深いといい、「3回戦で28連勝中だった明石商に競り勝つことができた」と振り返る。
昨秋の県大会では16強にとどまるも、地区大会では後に近畿王者となる神戸国際大付に善戦。「チームを夏まで見届けたかった気持ちはあるが、ゼロから野球部を築き上げられたのは幸運だった。神港橘でも野球の喜びを選手に伝えたい」と語る。
また、長田の監督として16年春の選抜大会に出場した永井伸哉顧問(54)は、夢野台から神戸に異動する。夢野台では顧問の一人として、昨夏の兵庫大会16強入りに貢献。「現場に出る機会は少なかったが、若い指導者を見守る気持ちだった」といい、データ分析でチームを支えた。
新天地では部長として、長田でともに甲子園の土を踏んだ西岡大輔監督と組む。監督と部長の立場を入れ替えた再タッグに、「筑波大の後輩でもある西岡さんと、もう一度甲子園を目指したい」と尽きない情熱を明かした。(伊田雄馬)























