国家戦略特区の指定から今年で10年目を迎えた養父市の「国家戦略特区シンポジウム-挑戦の今、その先」が2日、同市八鹿町八鹿のやぶ市民交流広場で開かれた。市民ら約560人が参加し、これまでの取り組みや経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏の講演に聞き入った。(吉田みなみ)
同市は2014年に「中山間農業改革特区」の指定を受けた。16年からは株式会社などが農地を取得できる特例を実施してきた。同市は特区関連のシンポジウムを毎年開き、農業に取り組む事業者とのトークセッションなどを行ってきたが、19年を最後に新型コロナウイルス禍で中止しており、4年ぶりに復活した。