1940年の帝国議会で日中戦争を批判する「反軍演説」を繰り広げた豊岡市出石地域出身の斎藤隆夫元衆院議員を語り継ぐ「斎藤隆夫記念館 静思堂」(豊岡市出石町中村)に6日、石破茂前首相の揮毫(きごう)が掲げられた。同館には田中角栄、岸信介氏ら首相経験者などの揮毫があり、2018年に石破氏が訪ねた縁で実現した。地元の顕彰会理事らは「多くの人に見に来てほしい」と話している。(阿部江利)
■「鷲鳥不群」の文字に「斎藤と似た部分」
斎藤隆夫を巡っては7周忌の1955年に地元顕彰会、81年に斎藤の生き方に学ぶ住民らでつくる「静思塾」が誕生し、83年に記念館が完成した。
























