ヤマダストアーが地下に出店を計画するJR大阪駅直結ビル=大阪市北区梅田3
ヤマダストアーが地下に出店を計画するJR大阪駅直結ビル=大阪市北区梅田3

 兵庫県太子町に本社を置く食品スーパーのヤマダストアーは、大丸梅田店(大阪市)の地下2階へ、今年冬に出店すると明らかにした。同フロア全体を使う計画で、広さは売り場と調理などのバックヤードを合わせて約800坪(約2600平方メートル)に及ぶ。西播磨発祥の地場スーパーが、西日本最大都市のデパ地下に進出する。

 大丸梅田店はJR大阪駅直結で、店前の地下通路は1日当たり約30万人が行き交うという。現在、地下2階には生鮮食品や加工食品、酒、パンの売り場、飲食スペースなどがある。2025年秋から順次、改装を進めており、地下2階は4月16日から営業を休止する。

 梅田地区でのデパ地下の集客を巡り、阪急うめだ本店や阪神梅田本店ともしのぎを削る中、「日常を豊かにする食体験」の提供を目指す大丸がヤマダストアーを誘致した。デパ地下のワンフロアに丸ごと一つのスーパーが入るのは珍しいという。

 ヤマダストアーは1970年設立。姫路など兵庫県南西部を中心に店舗を展開する。持続可能な地域社会づくりを理念に掲げ、品質にこだわった自然食品などをそろえる運営が支持を集め、近年は明石市や神戸市など東へ店舗網を拡大した。全10店のうち4店は19年以降に開業しており、25年度の売上高は210億円と、17年度の103億円から倍増した。同社によると、新店の具体的な中身はまだ決まっていないという。(長尾亮太)