建築と木工の技術を学べる学校を、丹波市氷上町北油良で工務店を営む吉田健さん(45)が8月から開講した。その名は「吉田塾」。大工歴約30年の吉田さんから、正しい道具の使い方や建築の基本的な知識を総合的に教えてもらえる。「ホームセンターの工具とプロが使う工具の違いが分かるような、セミプロくらいの技量で日曜大工を楽しむ人を増やしたい」と語り、塾生を募集している。(那谷享平)
吉田さんは神戸市長田区出身で、15歳の時に大工になり、20歳で独立。30歳で丹波市に移住し、現在は「油良工藝社」の屋号で、関西中心に古民家再生や特注の家具制作を手がける。モニュメント作りなど、大手が対応できないユニークな発注にも対応。「誰もやってくれへんから来てと。じゃあ、行かなしゃあないやん」が仕事のスタンスだ。

























