■山陽電鉄高砂、荒井駅周辺に

 建物の法定耐用年数が2029年に来る高砂市民病院(荒井町紙町)について、高砂市の都倉達殊市長は29日、約117億円かかるとされる移転建て替えを進める方針を表明した。赤字体質の改善に向けて、現在22人と過去最少になっている医師の確保を最重要課題に位置づけた。新病院は30年度の開院を目指し、候補地には山陽電鉄の高砂、荒井駅の周辺を挙げた。一部市議からは「移転建て替えありき」などと反発も出ている。(笠原次郎)

 都倉市長は、今後も医師が増えず、市からの年間赤字補填(ほてん)額が複数年平均の見通しで4億円程度に収まらないことが26年度末時点で判明した場合、直営を見直し、指定管理者選定か独立行政法人化に踏み切るとした。