■みとろフルーツパークディレクター 藤本里世さん（２５）＝加古川市
２０代にして４月リニューアルオープンを控える農業公園「みとろフルーツパーク」（加古川市上荘町見土呂）のディレクターを任された。利用者の減っていた温室の植物園が常温のグラスハウスになり、宿泊プランをつくり、植物ショップも併設。新たに生まれ変わる農業公園を、より愛される公共施設にしたいと頭を悩ます日々だ。
西宮市出身。大学を出て２年間は不動産デベロッパーとしてマンション開発などに携わってきた。人の居場所づくりをしたいと業界に飛び込んだが、スクラップ・アンド・ビルドを原則とする開発事業に違和感を覚えた。「これまであったものをすべてなかったことにするなんてもったいない」
