子どもらからの寄せ書きを手にするディーン元気選手(中央)=加古川運動公園陸上競技場
子どもらからの寄せ書きを手にするディーン元気選手(中央)=加古川運動公園陸上競技場

 26日開幕のパリ五輪で陸上男子やり投げに出場するディーン元気選手(32)=加古川市在住=の激励会が6日、加古川運動公園陸上競技場(西神吉町鼎(かなえ))で開かれた。地元の子どもたちに囲まれ、ディーン選手は「皆さんの応援をしっかりと力に変え、自分の納得のいく一投を」と大舞台に向けて意気込んだ。(宮崎真彦)

 ディーン選手は神戸市西区出身。父は英国人で母が日本人。同市立平野中で陸上を始め、尼崎市立尼崎高3年時の全国高校総体でやり投げと円盤投げの2冠に輝いた。早大在学時の2012年にロンドン五輪に出場し、日本人として28年ぶりに決勝進出し、10位に入った。14年からミズノに所属し、22、23年の陸上世界選手権にも出場した。