加古川市や高砂市で14~17日、サルの目撃情報が相次いでいる。加古川市によると、寄せられた情報から「野生のニホンザルで恐らく同一の個体」とみられるという。東播地域の西部から、日ごとに東部に移動。17日時点で、人への被害は報告されていないというが、同市は「目を合わせず、不用意に近づいて触ったりしないでほしい」と注意を呼びかけている。
「ひょうご防犯ネット」などによると、14日午前11時ごろ、高砂市阿弥陀町阿弥陀で見つかったのを皮切りに、15日には加古川市米田町平津に移動した。その後、加古川を越え、17日午前7時半ごろには同市加古川町大野で目撃された。
同市農林水産課によると、市民から計24件(17日午後5時時点)の通報が寄せられたという。同市はサルの目撃情報が寄せられた地域の幼稚園や小学校などにも注意喚起している。