サルに食わすはもったいなし、柿シロップの「柿ごおり」-。野生ザルによる獣害対策のために収穫した富有柿を素材に、篠山東雲高校(丹波篠山市福住)の女子生徒2人が、夏のスイーツ「KAKI×HATA 氷(ごおり)」を考案した。手作りした柿の風味たっぷりのシロップとピューレをつかったオリジナルかき氷。篠山城下町にある老舗和菓子店「大福堂」(同市北新町)で、13日から土・日・祝日に販売する。(堀井正純)
■篠山城下町の老舗和菓子店で13日発売
市内の畑地区では、ニホンザルの獣害対策として、放置されたままの柿をサルが食べに来る前に収穫するイベント「さる×はた合戦」を毎秋開催している。同校の生徒らも収穫を手伝っており、大量の放置柿を活用したジャムやドライフルーツを商品化してきた。