災害時を想定して行われた山崎友輔さんの避難訓練=高砂市伊保東1
災害時を想定して行われた山崎友輔さんの避難訓練=高砂市伊保東1

 「石川の地震(能登半島地震)、水害をテレビやラジオで見聞きして、もしこの地域で起きたらどうしようと本気で考えました」

 昨年9月、高砂市立図書館で開かれた講演会「災害時の医療的ケア者(児)への対応」で、山崎友輔さん(33)=同市=が語った。山崎さんはパソコンを使って絵を描くイラストレーター。難病の診断を受け、人工呼吸器を付け、電動車いすを使って暮らす。生きる上で電気が欠かせない。