玉津田中遺跡の方形周溝墓から見つかった木棺など=県立考古博物館
玉津田中遺跡の方形周溝墓から見つかった木棺など=県立考古博物館

 播磨町大中1の県立考古博物館で冬季企画展「弥生の墓-玉津田中遺跡の方形周溝墓」が開かれている。弥生時代中期に栄えた玉津田中遺跡(神戸市西区)は全国の集落跡でも珍しく、居住地と田んぼ、墓域の保存状態が良く、村の様子が比較的詳細に分かるという。今回は墓に着目し、棺(ひつぎ)や周辺からの出土品を展示。当時の埋葬方法や生活様式を読み解く。3月16日まで。(児玉芙友)