赤ちゃんの鼻をつまみ、その泣き声を神様に届けることで無病息災を願う神事「なんなる」が3日、兵庫県高砂市北浜町西浜の大歳神社であった。
前年に生まれた同地区ゆかりの男児を対象に毎年1月3日に行われる。言い伝えで、子どもがさらわれる災難を避けようと、神様に泣き声を届け、守ってもらったとされる。「なんなる」の語源については、「難がなくなる」がなまった、神道の一派「鳴神(なるかみ)神道」から派生した、といった説があるという。
この日朝一番に訪れたのは、西浜出身の女性(26)と夫(27)、昨年8月に生まれた次男。家族が見守る中、同神社を受け持つ大塩天満宮(姫路市)の宮司が優しく鼻をつまむと、境内に泣き声が響いた。
相生市出身の夫は「昔からの珍しい風習で面白い。元気よく泣いたので、すくすくと育ってくれると思う」と話した。(増井哲夫)























