【北京共同】ロイター通信は5日、前中国証券監督管理委員会主席の易会満氏が汚職の疑いで当局の調査を受けていると報じた。関係者の話として、親族が不当な利益を得た可能性があるとしている。
易氏は大手国有銀行、中国工商銀行の会長などを経て、株式市場を監督する証券監督管理委のトップに当たる主席を2019年から24年まで務めた。現在は共産党中央委員として国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の経済委員会副主任に就いている。
証券監督管理委を巡っては、易氏の前任の劉士余氏も19年に党中央規律検査委員会の調査を受け、2年間の観察処分となった。