旧村上ファンド系の投資会社、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、経営陣による自社買収(MBO)を目指しているカーケア製品のソフト99コーポレーションに株式公開買い付け(TOB)を行うことが12日、分かった。エフィッシモは、1株当たりのMBO価格が「著しく割安」だと指摘し、少数株主の利益が保護されていないと主張した。

 ソフト99の経営陣は8月7日から9月19日まで、1株当たり2465円で公開買い付けを実施している。これに対し、エフィッシモは9月16日から10月29日まで、1株当たり4100円で買い付ける予定だとしている。