【昆明共同】中国雲南省昆明で16日、巨大経済圏構想「一帯一路」推進のため各国のメディア関係者を集めたフォーラムが開かれた。開幕式で鄭建邦・全国人民代表大会(全人代)常務副委員長は「メディアは一帯一路による発展の成果を伝える役割と、相互信頼を強化する使命がある」と述べた。

 同構想を巡っては中国の影響力拡大を懸念する声が一部にある。フォーラム開催には、同構想参加国と中国が共に利益を得る関係だとの世論を各国で形成する狙いがある。

 フォーラムは中国共産党機関紙、人民日報などが主催。鄭氏は「一帯一路建設に向け良好な世論を、手を携えて築こう」と呼びかけた。