東海道新幹線上りこだま764号が走行中に発煙した先月15日のトラブルで、JR東海は17日、煙が出た9号車床下にあるモーターの出力を制御する「主変換装置」内の機器に関する調査結果を公表した。出力を制御する電気回路で構成する「パワーユニット」などの機器にかつて過大な電気が流れて起きた部品の故障などが原因で「複合的に不具合が重なった」と結論付けた。
JRは、過大な電流が流れた履歴のある遮断器23台の交換を8月までに終えた。今後、製造企業側が新製品と同等の性能を保持しないパワーユニットの部品を全て取り換えるとしている。
発煙は先月15日夜、米原-岐阜羽島間を走行中に起きた。