前橋市の小川晶市長は26日、市幹部職員の既婚男性とホテルで複数回面会した問題を受け、市議全員が参加する会合に出席し、続投に意欲を示した。「引き続き市民のため力を尽くしたい」と訴え、理解を求めた。終了後、富田公隆議長が記者団に明らかにした。
会合は非公開で実施され、15分程度だった。小川氏は会合後、記者団に「市議の皆さんにいろいろと意見を頂いた。今後についても考えたい」と語ったものの、質問には一切応じなかった。
一方、市への苦情や抗議の電話が26日正午までに1300件超に及んだ。会合に先立つ本会議では、最大会派「前橋高志会」の新井美加市議が「市政に混乱をきたしている」と指摘し、市民への説明責任を果たすよう要求。小川氏は「皆さまに多大な迷惑をかけ、深くおわび申し上げる」と述べた。
小川氏は24日の臨時記者会見で、ホテルでの面会が今年2月から10回以上あったと認めた上で、男女関係を否定。出処進退に関しては「第三者とも相談しながら考えたい」とし、明言を避けた。