2日、フィリピン中部セブ島ボゴで、地震で損壊した店舗(共同)
 2日、フィリピン中部セブ島ボゴで、地震で損壊した店舗(共同)

 【ボゴ(セブ島北部)共同】フィリピン中部セブ島沖で9月30日に起きたマグニチュード(M)6・9の地震で、同国の災害対策当局は2日、確認された死者数が72人になったと発表した。一方、被害が大きかったボゴなど複数の自治体が行方不明者の捜索活動を終了したと表明。今後、死者数の大幅な増加はないとの見方が強まっている。

 在フィリピン日本大使館によると、2日午前9時(日本時間同午前10時)現在、日本人が死傷したとの情報はない。

 災害対策当局によると、負傷者は294人。約17万人が被災し、約600棟の家屋が被害を受けた。

 M3・0以上の余震は100回を超え、ボゴでは2日朝も揺れが感じられた。