外食や宅食事業を手がけるワタミは30日、定年した社員の再雇用制度を見直し、対象年齢の上限を現行の70歳から75歳に引き上げると発表した。11月から導入する。定年も60歳から65歳に延長する。物価高が続く中で「社員の生活の安心につながる重要な施策だ」と説明した。
傘下の子会社も対象とし、再雇用後の給与は役職や業務内容、評価を改めて査定して決定する。グループ全体の社員数は約1600人で、現行制度で再雇用している社員は約70人。
ワタミは年金支給額の引き上げ分が物価上昇分を下回り、実質は目減りしていると指摘した。

























