【慶州共同】高市早苗首相は1日午後(日本時間同)、訪問先の韓国南東部慶州で内外記者会見を行った。衆院解散について「経済対策をはじめ、約束した政策を前に進めていくことが重要だ。今は解散について考える暇はない」と述べた。日本維新の会との連立合意に盛り込まれた衆院議員定数の1割削減など政策の実現に向け、幅広く真摯な議論を展開していくとした。
首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席など10月25日からの一連の外交日程を振り返り「日本外交の地平を切り開く歩みに向け、着実なスタートを切ることができた」と強調した。
内閣発足以降、報道各社の世論調査で高い支持率を得る。早期解散論が取り沙汰されるが、首相は政策実現を優先する考えを示した形だ。
帰国後、4日から所信表明演説を受けた各党代表質問を皮切りに国会論戦が本格化する。衆参両院で少数与党の中、定数削減の実現や、経済対策の裏付けとなる2025年度補正予算案を成立できるかどうかが焦点だ。

























