【慶州共同】高市早苗首相は、韓国の李在明大統領と10月30日に初会談した際、李氏に神奈川県鎌倉市の「鎌倉彫」を使った碁石と碁石入れのセットを贈った。李氏の故郷である慶尚北道安東市と鎌倉市が「パートナーシティ」提携を結んでおり、囲碁が趣味の李氏のため選んだ。首相に同行している佐藤啓官房副長官が1日、記者団に明らかにした。李氏は首相に韓国のりと韓国製の化粧品を贈った。

 佐藤氏によると、会談で李氏は首相の地元・奈良の話題に触れ、首相は「ナラという言葉が韓国語で『国』を意味することを奈良県民はよく知っている」と返した。