立体的に見えるようにした兵庫県立西宮甲山高校の校舎。正面玄関や右奥には教室もある(提供)
立体的に見えるようにした兵庫県立西宮甲山高校の校舎。正面玄関や右奥には教室もある(提供)

 3次元(3D)スキャンの技術を使って、文化財などをデジタルデータとして記録する取り組みが広がっている。実物に触れなくても細部まで観察できるほか、臨場感のある再現が可能で、閉校になる校舎や歴史的な建築物を保存する動きも出てきた。スマートフォンなどで手軽に閲覧でき、若い世代の関心を引くツールとしても期待される。(潮海陽香)