【慶州共同】中国の習近平国家主席と韓国の大統領は1日、韓国南東部の慶州で会談した。李氏は北朝鮮との対話再開に向け、中韓の「戦略的な意思疎通を強化していきたい」と表明。北朝鮮に影響力を持つ中国の役割に期待した。習氏は東アジアの平和と発展のため、韓国との協力を深めていきたいとの考えを示した。
韓国は日本や米国と共に北朝鮮の非核化を目指しているが、北朝鮮は外務次官談話で非核化は「実現できないばかげた夢だ」と反発している。
習氏は9月に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と会談した際、核問題には直接的に言及しなかった。
李氏は10月29日の米韓首脳会談で韓国独自の原子力潜水艦保有を要望し、警戒対象として「北朝鮮や中国側の潜水艦」に言及した。トランプ米大統領は30日、韓国による原潜建造を承認した。
中国外務省報道官は30日の記者会見で「韓米両国が核不拡散に関する義務を適切に履行するよう望む」と神経をとがらせており、中韓首脳会談で原潜に関する言及があった可能性もある。

























