【北京共同】ロシアのミシュスチン首相は3日、中国浙江省杭州を訪問し、中国の李強首相と定期政府会合を実施した。両首相は協力を拡大する考えで一致し、共同コミュニケに署名した。中国国営中央テレビが報じた。エネルギーや貿易での協力を協議したとみられる。ウクライナ侵攻を続けるロシアは中国と関係強化を図り、米欧が懸念を深めている。
トランプ米大統領は中国がロシア産原油を購入しロシアの戦費調達を後押ししていると問題視。だが韓国で10月末に実施した習氏との会談では議論しなかったという。中国は定期政府会合でエネルギー協力を重視する姿勢を打ち出し、原油の輸入を続ける構えだ。
ミシュスチン氏は4日、北京で習近平国家主席と会談する予定。
李氏は定期政府会合で「中ロ新時代の全面戦略協力パートナー関係を絶えず推進したい」と表明。タス通信によるとミシュスチン氏は、中ロは石油・天然ガスの開発やハイテク、宇宙といった分野で大規模なプロジェクトを立ち上げ、協力関係が深化しているとした。

























