「竜宮の誘い」で弁慶グランプリに選ばれ、写真に納まる山田純監督(左から2人目)ら=9日午後、和歌山県田辺市
 「竜宮の誘い」で弁慶グランプリに選ばれ、写真に納まる山田純監督(左から2人目)ら=9日午後、和歌山県田辺市

 武蔵坊弁慶生誕の地とされる和歌山県田辺市で9日、第19回「田辺・弁慶映画祭」の授賞式が開かれ、最優秀賞の「弁慶グランプリ」に山田純監督(29)=静岡市出身=の「竜宮の誘い」が選ばれた。

 映画祭は田辺市などでつくる実行委員会が主催し若手監督の登竜門とされる。東京で会社員をしながら映画製作に取り組んでいる山田監督は授賞式で「たくさんの方に関わっていただき1年以上かけて作った作品。本当に驚いています」と話した。賞金30万円が贈られた。

 竜宮の誘いは、キャバクラでボーイとして働く若者が裏社会で稼いだ金で野望をかなえていくサスペンス。