三重県を訪問中の天皇、皇后両陛下は9日、志摩市の阿児アリーナで開かれた第44回全国豊かな海づくり大会の式典に出席された。天皇陛下は「全国各地において日頃から豊かな海づくりに取り組んでいる皆さんの活動が、今後とも多くの人々によって支えられ、さらに発展していくことを希望する」とあいさつした。
その後、両陛下は南伊勢町に移り、漁港でマダイの稚魚やイセエビを放流した。歓迎行事が催され、大漁旗を掲げた漁船に笑顔で手を振った。
県立水産高校の実習船「しろちどり」も視察し、高校生から一本釣り漁で使用するさおなどの説明を受けた。10日から実習に向かう高校生に「気をつけて行ってきてください」と声をかけた。
























