男子ゴルフの賞金王レースは白熱の最終局面を迎えた。最終戦の日本シリーズJTカップ第3日の6日、ランキング首位の金子駆大と逆転でのタイトルを狙う3位の☆(虫ヘンに憚のツクリ)川泰果が、ともにベストスコアに並ぶ66。金子はパー3の18番で7メートルを沈めるなど3連続バーディーで締めて3打差6位に浮上し「すごくいい上がりができた」とうなずいた。
23歳の金子は上位に入れば、蝉川の結果に関係なく賞金王を決められるが、狙うのはあくまで頂点。「最後まで諦めず優勝を目指す。上を目指して頑張りたい」と今季3勝目でのビッグタイトル獲得を見据えた。
優勝しか可能性がない24歳の蝉川は2打差5位につけた。パー5の6番で2オンに成功してバーディーを奪うなど「手汗でびちょびちょ」になるほどの重圧をはねのけた。「3日目は鬼門と思っていたが、伸ばすことができた」と安堵した。
くしくも最終日は金子と同組で直接対決となる。「全てのホールでチャンスに付ける意識で、自分のアグレッシブさを出していけたら」と決意を口にした。
























