オオカミ信仰で知られる福島県飯舘村の山津見神社で6日、例大祭が開かれ、地域の伝統芸能などが披露された。東京電力福島第1原発事故で一時、全村避難した影響で縮小開催してきたが、帰還した住民らが奔走し、4日から15年ぶりにかつての規模で開催。茶屋や屋台も復活し、訪れた人たちは振る舞われた郷土料理などを食べながら、思い出話に花を咲かせた。
最終日となるこの日は、一帯を治めた旧相馬藩34代当主相馬行胤氏が馬に乗って現れ、神社に参拝。福島大の学生や住民による伝統芸能「虎捕太鼓」の演奏もあった。
平安時代に創建されたと伝えられる神社。例大祭には、事故前まで約2万~3万人が訪れていた。
























